「子供を英語塾に通わせたい」という時に、どうしても出てくるもの。
それは、料金の問題です。
子供英語塾は月単位で見るとそこまで大きな出費ではありませんが、1年、10年と通わせ続けると、数十万といった規模の大きな出費になります。
今回はそんな、【子供英語塾の料金】に焦点を当て、「DWEやサンリオイングリッシュといった英語教材でも代替・節約できるのか?」といったことを解説します。
子供英会話の月謝の平均は?
子供英会話の月謝料金は、5千~2万円程度が相場です。
一般的に、グループレッスンのように人数が多いものは料金が安くなる傾向にあり、個人レッスンのように少人数のレッスンは料金が高くなる傾向にあります。
高額なのは、ネイティブ講師やバイリンガル講師によるマンツーマンのレッスンです(週1回1時間のレッスンで相場1万5千円~)。
英検対策用のネイティブ講師(バイリンガル講師)によるレッスンの場合、月額3万円以上かかるものもあります。
下記は4~5歳の子を通わせた場合の月謝です。
ベネッセのレッスンは月額5,500円
ベネッセは日本人の先生か外国の方かどちらか選べるようになっており、全国に約1700か所の無料体験できる拠点があります。
文法を強化するレッスンもあるので、お子さんの文法理解のために使うことも可能です。
ECC KIDSのレッスンは月額11,000円
ECC KIDSは週1回(50分)ネイティブ講師担当のグループレッスンを受けることができ(最大8人)、月額11,000円かかります。
ベルリッツ・キッズのレッスンは月額14,980~28,380円
ベルリッツ・キッズの場合、オフラインかオンラインかを適宜選択でき、柔軟にスケジュールを組むことができるのが魅力です。
しかし、基本的に少人数~マンツーマンということもあり、他の英会話と比べると料金はやや高い傾向にあります。
こども英会話イーオンキッズ(AEON KIDS)は月額10,560~16,720円
こども英会話イーオンキッズは、グループレッスンの場合、月額10,560~16,720円程度かかります。
イオンモールの中に入っている教室であれば、お子さんがレッスンを受けている時に買い物をすることもできるため、時間を有効活用できるといった点も魅力です。
地域の個人経営の英語塾は月額5,000~8,000円程度
地域の個人経営の塾の場合は、月額5000~8,000円程度が相場です。
たまに、フリースクールと塾を兼ねているようなスペースで格安の英語塾が単発で開かれることもありますが、基本的にどの教室も教材費が別途発生します。
<ネイティブと1時間喋れるカフェスペースのグループレッスン>のような授業が町中で開かれることがありますが、そういった授業も飲食代+千円+教材費という内訳になっているケースが大半です。
オンライン英語レッスンなら安くなる?
コロナ禍以降(2020年以降)は、オンラインの格安英語レッスンも市場に沢山登場しました。
しかし実態としては玉石混交で、QQキッズやノバキッドのオンラインレッスンのようにちゃんとしたところもあれば、
- 講師の発音に訛りがある。
- 聞こえづらいことが多い。
といった教室もあるため、各所の口コミをしっかり見ておくことが重要です。
オンラインレッスンは交通費も無料ですし、メリットも豊富にありますが、お子さんが積極的な性格の場合、「塾でライバルができたおかげで英語の成績が伸びた」ということもあるため、「オンラインのが安いから」という理由でオンラインを選ぶと、お子さんが退屈してしまい、英語を苦手になってしまうといったこともあります。
お子さんの性格との相性を見ながら、一番良いものを選んでみましょう。
DWE(ディズニー英会話)で節約できる?
中古で探すと格安になる場合も
ディズニー英会話は、正規購入しようとすると100万近くする高額英語教材です。
中古で探すと格安のものが見つかることもありますが、やはり高額なことに変わりはありません。
しかし、対象年齢は0~12歳と長く使うことが出来るため、通常の英会話教室に10年通わせたときのことを考えると、「意外とお得で節約にもなる」「卒業したら売ることもできる(需要があるのでほぼ確実にしかも高値で売れる)」という見方をする方もいます。
DWEはイベントに沢山参加すると高くつくことも
DWEは、定期的に英語にまつわるイベントを開催しています。
親子ふたりで参加したとしてもふたり分の料金が3千円程度ということもあり、「イベントに沢山参加している」という親御さんも少なくありませんが、やはり、有料イベントに沢山参加していればそれだけ出費もかさみます。
お子さんを遊びに連れ出しつつアウトプットの機会が得られる、というのは大きな魅力ですが、「なるべく出費を抑えたい」という方は、DWEの中古教材を購入する程度に留め、別のところでアウトプットの機会を作ってあげるのが良いかもしれません。
格安英語レッスンはどんなデメリットがあるの?
「安かろう、悪かろう」と言いますが、高ければ絶対に高品質だとも言えませんし、安くて良い教室が見つかることもあります。
ただ、昨今の日本人は、格安のフィリピン留学で訛りがひどい英語を覚えてしまうといったケースが多いため、あまりにも安すぎる場合は注意するに越したことはありません。
「20万で1か月もフィリピンに英語留学できる!?」
というチラシを見ると「何だか惹かれてしまう」という方が多いかもしれませんが、20万もあれば1年みっちり日本で、ネイティブの先生から英語を習うこともできますし、その方が英語力を育てられる可能性もあります。
大事なのは「お子さんの食いつき」
お子さんは個性がさまざまですので、DWEだけでぐんぐん英語力が伸びてしまう子もいれば、個人塾が気質に合っているということもあります。
語学への向き不向きもありますし、英検対策用のレッスンじゃなかったとしても、個人塾の学習だけで英検に合格してしまう子もいますし、「DWEと市販の教材しかやらせてなかったのに小学生で英検3級に受かってしまった」というケースも少なくありません。
お子さんのやる気が高い場合、DWE以外にも英語レッスンを受けさせると、英検2級、英検1級に合格できてしまうこともあるようです。
また、単純に「ディズニーへの食いつきがすごい」お子さんの場合、自主的にディズニー英会話に取り組んでくれるので楽、といったこともあります。
お子さんによっては「しまじろうが大好き」「DWEは飽きられてしまったけど、サンリオイングリッシュには夢中になっている」などなど色々なケースがあるので、「食いつき」を見てから買うか買わないか決めると間違いがなさそうです。
「DWEってずいぶん高いけど本当に勉強になるの?」
DWEは、「高すぎる」「勝手に買ったら夫に怒られた」といったクチコミが多い商品です。
確かに、約100万円という額は一般家庭にとって大きすぎる出費に他なりません。
そういったクチコミを見て不安になる人がどうしても多いのですが、DWEは、価格への文句が書かれることはあっても、品質に文句を言っている人はほとんどいない(見かけない)という教材でもあります。
「ディズニー大好きだし、歌も大好きだし、取り組んでくれそう!」
と思う方は、早めにはじめておくと早期教育にもなり、英語が得意なお子さんに育つかもしれません。
まとめ
英語教材はあまりにも沢山あるので、目移りしてしまうかもしれません。
大変でもちゃんと料金と内容の比較検討をしたり、無料体験を利用したりし、情報収集の面でも努力することが将来に生きてきます。
お子さんにあった英語レッスンを見つけることができると、お子さんの英語力がスムーズに伸びるだけでなく、お子さんの自信につながるので、時間をかけて情報収集をおこなってみましょう。