ディズニー英語システム(DWE)は、英語を効率よく学ぶための教材です。
「価格が高すぎる」というクレームはあっても、教材の質を悪く書くクチコミがネット上にほとんどないため、「本当にそんなに良い教材なの?」と訝しむ方もいますが、ハーバード大学で学士号、修士号を取得した言語教育の権威アン・ダウ氏と、言語習得について研究しているダイアン・ワルショウスキー氏が発達心理学をもとにアメリカの言語学者らと製作した教材なので、理にかなった方法で英語を学ぶことができます。
今回はそんなDWEの効果的な使い方と活用法について解説するので、是非参考にしてみてください。
40年以上愛されてきた英語教材
家族に英語を話せる人がいなくても大丈夫!
「英語教育をするなら、自分がまず英語を勉強した方がいいのでは?」
「家庭の中にひとりも英語を話せる人がいないんだけど、大丈夫?」
と、心配する方も少なくありません。
しかし、ディズニー英会話のすごいところは、取り組んでいるうちに自然と英語を覚え、自然と発音が綺麗になり、英語で話せるようになってしまうという点にあります。
ディズニーが好きなお子さんは、好きなキャラクターと一緒に歌ったり、遊んだりしながら英語と触れ合うことができるので、親が無理強いしなくても、聞く力や話す力を自然と育むことができるのです。
また、40年以上愛されてきたロングセラー英語教材なので、もし「子供が飽きてしまった」「卒業の時期が来た」という場合も、DWEについて記録しているブロガーの方が多く、悩みの解決案がオンライン上に沢山見つかるというのも魅力のひとつかもしれません。
おもちゃ、絵本、DVDという順序で使う人が多い
CDの収録曲数は130曲以上
王道の使い方はやはり、おもちゃに飽きてきたら絵本、絵本に飽きてきたらDVDという使い方です。
DWEは非常によくできた英語教材ですが、やはり同じ絵本を何回も読んでいると飽きが来ます。
レッツ・プレイ(色んなアクティビティが詰まった教材)も、毎日毎日使わせていると「別のことをしたい」と感じさせてしまいます。
絵本も、良い内容ではありますが12冊しかないので、本が好きなお子さんはすぐに読み終えてしまうようです。
「飽きてきたな」と思ったらDVD、DVDにも飽きてきたなと思ったらTAC(トークアロングカード)で質問しながら遊ぶ、という使い方にすると飽きづらいので、与えっぱなしにせず、様子を見ながら一緒に取り組んでいきましょう。
子供がDWEに飽きてしまった場合
無理強いせず気分転換を意識
「半年くらいうまくいっていたのに、とうとう子供が飽きてきた」
「教材を変えても駄目みたい」
という場合、一度DWEと距離を置いてみるのがオススメです。
ディズニー英会話に限らず、毎日毎日同じようなことをしているとどうしても飽きてきます。
こういった時に大事なのは、「無理強いしない」ということです。
お子さんと一緒に別の分野の勉強をしてみたり、動物園や水族館に連れて行って動物の名前当てクイズをしながら「外で」英語の復習をしてみたりと、いつもと違うシチュエーションで勉強すると良い気分転換になります。
CDのかけ流しも◎
子供がDWEに飽きてきた場合「CDやDVDをかけ流しにしておく」というのもオススメです。
かけ流しにしておくとディズニー英会話と付かず離れずの関係が保たれるので、ふとした瞬間に「またやりたいな」と再熱することがあります。
また、「単語の学習も苦手で、英語学習に全然積極的じゃない」というお子さんもいますが、音楽であれば興味を持ち、飽きずに取り組めるということもあります。
ディズニー英語システムの音楽は語学の研究者により、研究に研究を重ねた上で作られたものなので、CDに収録されている130曲を何も見ずに歌えるようにするだけでも、重要な英単語、文法を網羅することが可能です。
CDの曲を聴いたり売ったりしながら短期集中的に取り組むだけでも発音がかなり綺麗になるので、お子さんのその時のブームに乗っかりながらうまく教材を使っていきましょう。
DWE以外の英語媒体も積極的に使いましょう
YouTubeでフォニックスを学ぶ、洋書の多読、塾通いなど
DWEだけでも英語を学ぶことはできますが、あくまでもDWEの対象年齢は0~12歳です。
学習意欲の高いお子さんの場合、「思ったより早く卒業が来た」ということもあります。
お子さんの成長が早い場合、また、「ゆくゆくは英検も受験させたい」という方は、ディズニー英会話だけでなく、長文読解やライティングについて勉強できるようにしておいた方が受験時のハードルが低くなるので是非とも英検対策ができる塾にお子さんを通わせましょう。
また、ディズニー英会話はフォニックスにも一部対応していますが、「フォニックスはYouTubeの動画で学んでいる」というご家庭が多いようです。
YouTubeのフォニックス関連の人気動画は、無料とは思えないくらいしっかりした内容のものばかりなので、楽しみながら正しい発音を学ぶことができます。
そして、多読も非常に重要です。
ディズニー英会話の絵本は冊数が少ないので、英語の絵本も扱う本屋さんで選んでみたり、図書館を上手く使ったりしながら、洋書絵本を沢山読ませるようにしましょう。
英語絵本を音読する内に発音も自然と磨かれていくので、発音の練習にもオススメです。
4歳くらいになったらメイン・プログラムを開始
ステップバイステップで英語力を強化!
お子さんが色を見分けられるようになり、ある程度英語に慣れてきたら、メインプログラムへ移行しましょう。
ステップバイステップは、「4歳くらいからはじめた」というご家庭が多いので、年齢を目安にするのも良いかもしれません。
0~1歳からDWEをやっていると、4歳になる頃には日常会話がかなりできるようになっていることも少なくないのですが、ディズニー英会話のメインプログラムは、他の教材よりも【勉強している感】の強い教材です。
いきなり長時間勉強させると、それまで好きだったDWEをニガテになってしまうこともあります。
「まずは1日15分程度」と決めて進めるといった進め方にすることで、お子さんも、忙しい親御さんも、無理なく取り組むことが可能です。
また、取り組む際も、「夕食後にやる」「早起きして朝勉強する」という風に時間帯を決めておくと習慣づくので、継続できるような取り組み方で進めてみましょう。
まとめ
ディズニー英会話は、きちんと取り組むと、思った以上に英語が身につきます。
逆に、無理に使わせたり親御さんが積極的でなかったりすると、宝の持ち腐れになってしまうので気をつけましょう。
また、「記事を読んだら欲しくなったけど、高額過ぎて買えない!」という方は、是非諦めずに、未開封の中古教材を探してみてください。
古いパッケージであれば、意外とネットで20万円台~20万円以下の価格で買えることがあります。